レッジョ視察報告会の様子

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7月24日(日)に第1回レッジョ視察報告会を開催いたしました。
節電の為、じっとりとやや蒸し暑い会場ではありましたが
皆さんとても熱心に私たちの報告を聞いてくださいました。

今回は
1/ レッジョエミリアやボローニャの町の様子
2/ レッジョエミリアとボローニャのレミダ(リサイクルセンター)
3/ レミダデー(毎年5月に開催されるイベント)
4/ 光のアトリエ(ローリス・マラグッツィ国際センター内)
5/ ディダルテ(美術専門図書館とワークショップ)
6/ レッジョナラ(ジャンニ・ロダーリ内)
7/ レッジョ教育1.2.3.
8/ ローリス・マラグッツィ(レッジョ・エミリア保育実践創始者)
(順不同)
についてご紹介いたしました。

今回、5月のイタリア視察報告のみにとどまらず
レッジョ教育講師石井希代子さんの4年間の
レッジョ滞在期間中に撮影された貴重なお写真をやお話を踏まえて
みなさんに沢山のスライドと共にご紹介することができました。

報告会終了後の質疑応答ではいくつかのご質問を頂きました。
お時間が少なく、もっとご質問されたかった方も沢山いらしたと思います。
またの機会にお答えできればと思っております。

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《Q&A》

Q:レッジョの幼稚園にある素材の保管場所とその入れ替えについて

A : レッジョエミリアの幼稚園では素材を保管するスペースが確保されています。
子どもたちの創造性を促すように素材は整理整頓され美しく配置されています。
(素材がゴミではなく、何かを作り出すための黄金に見えるように....)
それらの素材は、イベントやプロジェクトに応じて不定期に入れ替えられます。
先生たちは頻繁にレミダを訪れ、子どもたちの好奇心を満たす素材を見つけては
幼稚園や学校に持ち帰ります。

☆補足:私たちがレッジョエミリアのレミダを訪れた時も
スポーツクラブの先生がイベントに使用する素材を探していたり
幼稚園の先生がカートいっぱいに素材を選んでいる場面に出会いました。

Q : レッジョ教育では接着せずに作品を制作されますがそれはなぜですか?

A : さまざまな物を「循環」させる事が、レッジョ教育の理念の一つにあります。
素材、そして時として人材まで!様々な事なる素材を接着してしまったら
「循環」させる事ができません。ですから、通常は接着せずに作品を制作します。
成果品は写真に収められ、ドキュメンテーションとして教育者、両親、
子どもたちと共有します。けれども、展覧会などの特別なときには接着する事もあります。

☆補足:何か、これという決まり事がないのもレッジョ教育
らしいのではないかと思います。その時、その場の状況に応じて臨機応変に
対応していくフレキシブルな教育実践なのですね。

Q : レッジョ教育を受けた子どもたちは現在どのような大人に成長されていますか?

A : 今回の石井さんのお話の中にも、また7月15日にイタリア文化会館で行われた
カルラ・リナルディ氏と佐藤学氏の講演の中にも登場したラウラという女の子は
現在、レッジョエミリア市ではありませんが教師になられています。
レッジョエイミリア市で育った子どもたちは
レッジョエイミリアが大好きで大きな町に移り住むより
この町にとどまる傾向が多いように思います。

☆補足:レッジョの子どもたちは幼少の頃から町の市民として
大人と同等の立場をもちまた、多くの大人に見守られながら
あたたかい祝福や賞賛をうけ育ちます。ですから、
大人になってもこの町に残る人々が多いのかもしれません。
レッジョ教育は明確な結果を求めるのではなく
身近な人間や故郷を大切に思うというような
豊かな人間性を育てる教育なのかもしれません。

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今回のこの報告会に、地元のお母様方、保育園/幼稚園関係者の方々、
大学関係者の方々、市のお仕事をされている方々、メディアの方々。
遠方遥々たくさんの方々に起こし頂きました。

会終了後のアンケートより頂いたご要望を反映し
また今回お話しできなかった事も含め
第2弾としてこのような会を再び催す事が出来たらと考えております。
お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。


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レッジョ教育に関する様々な資料の展示

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「車レター」プロジェクの始まりと第1弾〜第3までの様子をパネルにてご紹介

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「車レター」プロジェクトにて制作された布を展示

光のアトリエなど撮影が禁止されていた場所の様子は
facebookのファンページにてご覧いただけます→こちら

Posted by Nakamura
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by reggio_chiocciola | 2011-07-26 19:05 | その他
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